First Time Exhibitorというコーナーがありました。このショーに初めて出展する業者が専用のスペースがもらえるというものです。新参者を排除せず、誰にでも均等にチャンスを与えるというアメリカの精神が好きです。
いつもお世話になっています。しっかりと試供品の雑誌をもらってきました。
作品もいくつか展示されていました。左は犬のようなソファ、右は折れ曲がるチェストに威張るチェスト。下はホットロッドをウッディーに仕上げたもの。
これはちょっと気になった製品。リニアエンコーダーをプレーナーやルーターの高さ調節機能に追加するというもの。つまり電子式のノギスを追加したようなもの。テーブルソーのフェンスにも応用されていました。最近デジタルのノギスも安いので、これだったら自分で作れるかも?
みごとなターニング・レッグ。今後のデザインの参考にさせて頂きます。
家具づくりで欠かせない重要な金物です。スライドレールはKV,Accuride,baumなど有名どころはみな出展していました。つまみや取っ手もすてきなデザインがたくさんありました。
木工ショーではいつもかなりの面積を占めて小売りをしているTWCですが、今回のショーでは小さな区画でひっそりと商売をしていました。お客さん自体が買い物目的ではないからね。
いろいろな森林組合や木材の生産者も出展していました。自慢の木材を展示していたのですが、どれも高品質な素晴らしい木材でした。これまるごと一束ください!!
やはりデモンストレーションでの華といえばターニングでは?リボンをシャ〜っと飛ばす姿はカッコイイ!!
今回の戦利品はなんといってもいただいたいろいろなカタログでしょう。じっくりとながめて勉強します。
今回は自分でお金を出して買ったものはなかったです。というより販売をしているところはほとんどなかったし。そのかわりにサンプルを頂いてきました。ワックスとバンドソーの刃に塗る潤滑液です。早速使ってみたいです。
他にも本気で購入を考えているような人にはサンプルを渡しているブースがかなりありましたが、私のようなヒヤカシで行っている人には相手にされないようで・・。CAD(CAM,CAE)をデモしているところがあって、そこは試用版を配布していましたが、やはり相手にしてもらえませんでした。3Dでデザインできて、木取りのリストも印刷される素晴らしいものだったのですが。買うときっと高いんだろうな〜。
今回気が付いたのですが、書店では販売されていない業界紙って結構あるのですね。内容も特化されていて、マニアックで見ていておもしろいです。
今回はいろいろと勉強になりました。木工家具といってもいろいろなのですね。特にフラッシュ関係は装置産業で、いかに効率の良い装置を導入して安く製品を作るかに注力しているようです。板を装置にセットするのもロボットが自動でやりますし、加工や仕上げは完全に自動。人間がやるのは組み立てぐらいです。
中には小さなショップを経営しているような工房の主人らしき人も多く見られ、中型機や小型機に注目して一生懸命に説明を聴いていました。小規模の工房でも今や機械化はあたりまえのようで、機械にできるところは機械にやらせ、なるべく効率を上げているようです。
いや〜よく歩いた週末でした。毎年来るのはちょっともったいないですが、数年に一回来るのはいいかもしれません。ねずみーランドは行きませんでしたが、花火は毎夜楽しみました。