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ホームセンターに並んだ数多くの仕上げ剤
自分で作った作品にどんな仕上げを使用するか迷いますよね。特に初心者の場合は木で形を作ったことに満足してしまい、仕上げまであまり気が回らないものです。
ホームセンターには実にいろいろな仕上げがあります。ニス、ラッカー、ウレタン、セラックなどなど。塗料業界というのは、我々消費者を混乱させるのが好きなようで、○○オイル、○○ニスなどと商品名に書かれた文字と中身の成分が100%一致するわけではありません。(特に○○オイルというのはほとんどが中身は別物です。)アメリカのホームセンターには日本の何倍もの種類の仕上げを扱っていますが、このような状況はたいして変わらないようです。
ある程度仕上げのことが分かってくると、商品名に惑わされずに、成分表やニオイその他で判断して、自分の作品に適した仕上げを選ぶことができるようになります。ここではホームセンターで買えるような、安価で一般的な仕上げについて、分類とその特徴などを説明します。
ホームセンターにある仕上げを分類すると、だいたい下記のように分類できると思います。
有機溶剤を使用せずに、環境に優しいという観点から最近売り上げが伸びつつあります。アメリカの一部の州など、商業施設で有機溶剤使用に対しての規制を厳しくするなどの動きが今後一般化するものと思われます。今後消費者もより水性の仕上げを選ぶことが考えられます。
我々一般の消費者がホームセンターで買うことのできる水性の仕上げはアクリル系かウレタン系です。この2種類しかありません。値段はアクリル系が安いですが、塗ったときにうす~いすりガラスのような不透明感があります。透明度と堅さはウレタン系が勝ります。
ホームセンターでは「水性ニス」「水性ラッカー」などが置いてありますが、中身はニスでもラッカーでもありません。水性といえばアクリルかウレタンです。なぜこのような表示にするかというと、いままで「油性ニス」「油性ラッカー」を使用してきた消費者が有機溶剤の使用を控えるという観点から「油性→水性」に移行するときに迷わないようにという塗料業界の「親心」からこのような名前になっているのです。ちょっと余計なお世話ですよね。そのうち「水性オイル」も出たりして。(^^;
水性仕上げの特徴は有機溶剤を使用しない。ハケや容器のクリーニングがラク。油性のように黄変しない。乾燥が早い。などが挙げられます。欠点としては水分を吸収して木の表面がケバ立つことです。(スポンジングと言います。)ケバ立った表面はサンディングをして滑らかにしてあげます。NGR(Non Grain Riser)というケバ立ちを押さえた製品もありますが、やっぱりケバ立ちます。
シェラックは通常はフレーク(固体の樹脂)ですが、日本ではこのような状態で売られていることは一般的ではなく、ホームセンターではアルコールに溶かれた液体として売られています。シェラックはワックス成分が入っている場合と、ワックス成分を除いた製品では特性が違います。また精製度によって色合いも濃褐色から透明までかなり違ってくるのですが、日本のホームセンターでは残念ながらこのような幅広い製品は扱っていません。
成分を見ると酒精塗料などと書かれていることもあります。シェラック仕上げは材料そのものに毒性がなく、溶剤もアルコールを使用します。他の仕上げと違って石油製品を使用しない仕上げです。シェラック+ワックスの仕上げはノッティーワークショップ定番の仕上げです。ウレタン系の見た目も触った感じも堅い仕上げとは違い、肌に吸い付くような柔らかい仕上げです。
詳しくはシェラックのページで説明しています。
シェラックが自然品で品質や収穫が安定しないことから、考え出されたのがラッカーです。成分表にはニトロセルロースやアクリルと書かれています。油性ウレタンと違い、乾燥が早いです。またウレタンが堅い仕上がりになるのに対して、ラッカーやニスは触った時に柔らかい感じの仕上がりになります。
残念ながら日本の一般的なホームセンターで本物のオイル仕上げを入手するのは難しいようです。詳しくはオイル仕上げのベージで説明していますが、ほとんどが「ミックス」されたものか「別物」であることが多いです。