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Mortise & Tenon Joineryです。日本語だとホゾとホゾ穴による組み継ぎです。
この組み継ぎは木工において基本ですが、時間がかかるので私はほとんど使用することはないです。使用するときはなるべく時間をかけないようにしています。 Tenon(ホゾ)はテーブルソーを使用します。
Mortise(ホゾ穴)はモーティサー(角のみ盤)を持っている人は素早く作業ができると思いますが、私の場合はドリルプレスに角ノミのアタッチメントを使用するのでセットアップに時間がかかります。どちらかというとルーターにスパイラルビットを使用して穴を開けるほうが多いです。
モーティスはルーターを使用します。ビットはスパイラルビットを使用します。
このスパイラルビットと呼ばれるものは、数あるルータービット中でストレートビットの一種です。。通常のストレートビットというのは右の写真のように1~3枚のカーバイドの板(チップ)を貼付けたものです。しかし左のスパイラルビットは「ソリッドカーバイド」と呼ばれ、全体が高価なカーバイドでできています。したがって通常のビットよりはかなり高価です。
これらスパイラルビットはスパイラルの方向によってアップカット、ダウンカット、コンビネーションと3種類あります。私がもっているのは4本ともアップカットです。(左から1/8,1/4,3/8,1/2インチ、シャンク径は左2本が1/4,右2本が1/2です。)
ダウンカットは切り口にささくれができるのを防ぎ、滑らかになります。
アップカットは切りくずを上に排出するので、モーティス(ホゾ穴)を掘るときなど、通常のストレートビットよりもなめらかにかつスピードアップできます。スパイラルのおかげでサクっとプランジ(垂直に穴をあける)ができます。切削も通常のストレートビットが2枚の刃で断続的に行うのに対して、スパイラルは連続的ですのでずっとスムーズです。
安物のスパイラルビットはソリッドカーバイドではなく、HSSで出来ていますので注意が必要です。また私のもっている3/8は先端径が3/8、シャンク径が1/2ですが、安物はシャンクも3/8で、付属のコレットを使用するようになっているものもあります。
Tenon はまずはショルダーカットをします。Tenonを人間に見立てて、肩の部分をカットするのでこう言われます。このときテーブルソーのフェンスがあるとキックバックを受けますので、注意して下さい。
次に治具を使ってチークカットをします。顔のほほの部分をカットするのでこう言われます。
先にモーティスをあけて、それにあわせてテノンを作ったほうが調整がラクです。
角のみを使えばホゾ穴は四角ですが、ルータービットを使用した場合は丸くなります。丸穴を四角くするか、ホゾの角を落として丸くします。
一般には後者のほうが早くて簡単です。私はテーブルソーで一気にやります。
これら一連の作業が動画でご覧いただけます。
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