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ほんの数年前まではアマチュアの木工房で、ダストコレクターの設備があるいひとはあまりいませんでした。それがインターネットの時代でいろいろな情報が入手できるようになり、最近ではダストコレクターは当たり前になりつつあり、さらに一歩進んでサイクロンを設置する人も多くなってきました。まさに隔世の感があります。
でもこのサイクロンは見た目はシンプルですが、効率を考えると粉体工学に基づいて、圧力損失係数を求めたり、First式に当てはめたりと、いろいろな計算をしなければなりません。見た目から見よう見まねで作っても、満足のいく結果を得るのは難しいようです。。
既に市販されているプランを購入して自作するというのが、効率の上でも経費の上でも一番手取り早い方法ではないでしょうか?
ここで紹介するのはクリちゃんでお馴染みのWoodworking at Homeから、月刊DVDとは別に、単発で発売されているビデオです。ここでサイクロンの作り方をまさにイチから教えてくれます。クリちゃんのDVDを購読されている方なら、後ろに鎮座しているサイクロンに目がいきますよね。
材料の選び方、用意する工具の種類、そしてサイクロン本体の作り方から、パイプの配管まで、74分のビデオに情報が満載です。詳細な設計図や部品表も添付されています。インチをメートルに換算すれば、同じものが作れます。
現在は残念ながらVHSビデオのみのようです。DVD版はまだ発売になっていないようです。(ちょっと送料がかかってしまいますね。)
バッケージには図面が含まれていて、板金の展開図も含まれています。この図面に従って切り出せばいいようになっています。因にサイクロン部は直径が20インチ(50センチ)、胴体(シリンダー部分)とコーンを合わせた高さが44インチ(111センチ)です。ワンマンショップでは十分な大きさです。クリちゃんはこれに1200CFM (Cubic Feet per Minute)のダストコレクターを組み合わせていますが、この半分の600CFMでも効果が発揮できるようです。
またこのサイクロンは計算により各寸法を決めた上で、プロトタイプ(試作品)の製作を何度かしたようです。ビデオにはアクリルで中身が見えるサイクロンの試作品が登場します。おぉ、このようにダストが渦を巻くのか~と納得です。これにより、中のダストがどのように動くかを見た上で何度か改良を重ねたようです。
綿密な計算をして、さらに試作を重ねた上での完成品が図面になっていますので、失敗の少ないサイクロンの導入が可能になるようです。
どのような工具が必要になるかも、細かく説明してくれます。板金ですので、木工とはまた違った工具が必要になります。
まずは金切りバサミ、曲げる時に使用するプライヤ、リベット、それにハンダゴテ、フラックスなど。
ちょっと特殊なものとしては「クリンチ」とよばれる工具です。これはダクトに波状のギャザーを付け、接続するための工具です。
また本体に使用するトタン板についても言及しています。0.6mmの厚めの板を使用するのがポイントだそうです。
クリちゃんのDVDを見た方なら分かると思いますが、いつものように丁寧に作り方を教えてくれます。解説は英語ですが、映像をみるだけでも十分に理解ができます。
サイクロンの中でもちょっと難しいところがこのインテークポートの接続部分です。プランにある型紙通りに切り出しをすれば、このようにスムーズな接続ができます。
Exhaust Portはネジとアルミテープで接続して、後にメンテナンスの際に開けられるにします。
サイクロン本体だけでなく、配管についても説明しています。ゲートや分岐の取り付け方などを説明しています。リリースバルブについても言及しています。
ビデオの中でサイクロンに限らず、ダストコレクションのシステムを作成する上での大きなポイントを2点述べています。言われてみればなるほどそうなのですが、我々が作成する上で陥りやすいポイントです。これらは透明のプロトタイプを作って研究したりと経験から来ているのでしょう。詳しくはビデオの中で解説しています。
クリちゃんは金属製のダクトを使っているので、アース線(グラウンド)に関しては言及していませんでした。もしプラスチック製のパイプ(PVC製のパイプなど)を使った場合、アース線は必要でしょうか?? 答えはノーです。
以前は多くの人が静電気による粉じん爆発対策でアース線が必要だと考えていました。ところが、Fine Woodworking誌#154で発表されたRod Cole氏の記事をきっかけに認識が変わりはじめたようです。
氏の記事を要約すると、
というわけで、静電気による火災発生よりも、吸い込んだ金属片がくすぶって火災になる可能性のほうがずっと高いそうです。個人ショップ程度の規模ではプラスチック製パイプを使用した場合でもアース線は不要です。
これから工房にダストコレクションシステムを導入しようと考えておられる方、すでにあるが、サイクロンにアップグレードしようと考えておられる方、過去にサイクロンを作成して、満足な結果が得られなかった方など、非常に参考になるビデオだと思います。是非ご覧になってみてください。
ビデオはVHSです。日本の放送形式に準拠(NTSC)していますので、再生の互換性は問題ないです。
申し込みは Woodworking at Home のホームページからできます。
または手っ取り早く購入されたい方の為にHudon River Wood Craftさんに申し込み代行をお願いしました。(いつもお世話になります)気になる部分の英語の翻訳サービスも有料でしてくれるそうです。「雑誌の年間購読」のコーナーをご覧下さい。
もっと手っ取り早くサイクロンを入手したい方には完成品があります。
サイズが2種類あって、どちらも139ドルという安さです。これだったら自作するよりも安くつきますよね。
ただ業者がオクラホマなので、そこからどうやって日本へ送ってもらうか、あるいは持って帰るか。そちらのほうが問題ですね。 挑戦した人がいたらメールくださいね。是非この場で紹介させてください。