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ビードはほとんどの書籍やビデオではスピンドルガウジを斜めに動かして切削す
るとあります。(写真下)
しかしこの方法ですと初心者の場合、ほぼ確実にキャッチを食らいます。特に写
真のようにビードの間隔が狭い場合、隣のビードにスピンドルガウジが触れた瞬間に
キャッチが発生します。Knotty Workshop流ではここでスキューチズルを使用しま
す。スキューガウジをスピンドルと直角に当てて、肩の部分を削っていきます。こう
することにより、キャッチの発生を押さえられます。慣れてきたらスキューチズルで
はなく、スピンドルガウジを使用する方法に挑戦してみてください。
コーブはスピンドルマスター、スキューチガウジなどで凹みを作っていきま
す。この時ツールをあまりツールレストからねじった(ひねった)位置に置くとキャ
ッチを食らいます。なるべく水平に保つようにします。写真で言えばツールの平面の
部分がなるべく上に向くようにします。
最後に仕上げカットとしてシェアーカットをします。これはスキューで表面
を撫でるようにカットするものです。リンゴの皮を剥くようなカットなので別名ピー
リングカットとも言います。写真ではスキューを斜に当てています。非常に薄~
い皮がむけ、表面が滑らかになります。スキューの半分より下の部分を使用しま
す。ただこのシェアーカットは初心者のうちは避けたほうがいいです。表面の多少の
デコボコは後に説明するサンディングで滑らかにした方が時間はかかりますが、安全
で確実です。スキューの先端の尖った部分がワークピースに触れたことを想像し
てみてください。その結果が右の写真のようなみごとなキャッチです。
さてこんな形ができあがりました。あれ??良く見るとビードが始めは2つあっ
たのに、1つになってしまいました。実はいろいろと削っているうちにキャッチが発
生してビードを一つダメにしてしまいました。偉そうに「入門」などと書いています
が、まだまだ私も修行が足りません。
次回はサンディングと仕上げです。