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電動工具を使用するときは安全に十分に注意してください。説明書を熟読、理解し、安全に関する
全てのルールに従ってください。(安全メガネ、場合によっては耳栓等も忘れずに。)
ロールトップデスクの作り方です。前面にあるタンバー(蓋)をガラガラっと引き上げて使用します。使わない時はタンバーを閉めてカギをかけられるようになっています。デスクの内側はカビーホールとかピジョンホール(鳩の巣?)と呼ばれる小物入れをたくさん作るのが普通ですが、ラップトップコンピューターを入れられるようにあまりゴテゴテとした構造にはしませんでした。このロールトップデスクの一番のポイントであるタンバー(蓋)の作り方を中心に説明します。
ひさしぶりに広葉樹を使いました。仕上げはシュラックです。最後にスチールウールで磨いたのでピカピカではなく、渋い艶消しになっています。
木材:レッド・オーク(ナラ)、レッド・オークの合板 仕上げ:スーパーブロンズ・シュラック
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まずは脚をつくります。角材が欲しかったのですが、入手できませんでした。そこで板を張り合わせて角材をつくります。(Knotty Workshop Thrift です。)クランプを使って板を接着します。
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ドリルスタンドに角ノミのアタッチメントを付けてホゾ穴を作ります。トグルクランプにて材料が持ち上がらないようにしています。
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テーブルソーでテノニングジグを使ってホゾを作ればあっという間にできます。
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脚とエプロンの部分を組み立てます。内側には引き出しを支えるレールを取り付けます。これらのレールは端材のパインを使っています。見えないところには無駄な材料を使わないのがKnotty Workshop流です。どうせ自家用ですので。
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いよいよメイン・イベントです。Tambourをつくります。もっとも目立つ部分です。まずは板の端をルーターで丸くします。次にテーブルソーで薄く切ります。これをくり返すこと20数回。タンバーを構成する細長い板がたくさんできました。これらは後では形が複雑なので仕上げを塗りにくいので、先にシュラックで仕上げておきます。
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布屋さんでキャンバス生地を買います。これを適当な大きさに切り、コンタクト・セメント(接着剤)を塗ります。黄色い色をしたゴム系の接着剤です。生地が接着剤を吸収するのでかなり大量に必要です。(換気に注意)チューブではなく缶入りを買いました。これを布地、木の両面に塗ります。暫くして指で触ってもベトつかなくなったら貼り付けます。チャンスは1度だけです。一度はりついたらやり直しはできません。
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タンバーを滑らせるための溝を側板に作ります。これはテンプレートをあてて、ルーターでストレートビットを使って掘ります。
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まずは厚い板をバンドソーで薄くします。(リソーといいます。)これにミゾをつけて引き出しを作ればできあがり。この小物入れは厚い板のままでもできますが、やはり薄い板を使用したほうがエレガントに見えます。
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本体で使用する引き出しを作ります。前板と側板の接合は伝統的なドブテイルジョイントを使いました。これはドブテイルジョイント用のジグがあれば簡単にできます。見た目も美しいし、強度も兼ね備えています。
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本体を組み立てます。今回はおおまかな部分にはレッドオークの合板を使いました。このほうが簡単に大きな面積が使用できるし、狂いが少ないです。またタンバーの端には鍵を付けます。ロールトップデスク用に売られているものを買いました。
これであとはシュラックを塗ればできあがりです。
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