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ベッドサイドキャビネットです。シェーカースタイルを踏襲したエレガントなデザインです。
材質はメイプルです。側面はパネル構造にしました。裏側は通常は合板でごまかすのですが、今回は裏面もパネル構造としました。パネルはレイズドバネルではなく、シンプルなフラットパネルとしました。ひきだしはポプラを使用しました。ひきだしの底板以外は無垢材を使用しているので、16Kgとこの大きさにしてはかなりの重さがあります。
仕上げは本体はポリウレタン。ひきだしの内側はシェラックです。
木材:ハード・メイプル、バーズアイ・メイプル、ポプラ、ブラックウォールナット
仕上げ:ポリウレタン、ブロンズ・シュラック
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レイズで脚をつくります。パターンの通りに4本を同じように作ります。シェーカースタイルのエレガントな脚にしてみました。4本を並べてみるとうまくDuplicateされているのがわかります。
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ルータービットでパネルの枠を構成するスタイルとレールを作ります。
次にバンドソーでフラットパネルを作ります。1枚の板を半分にリソーして、ブックマッチ(本を開くように板をジョイントする。木目が左右対称になる)にします。今回はシンプルにフラットパネルとしました。
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今回はジョイントはすべてポケットホールを使用しました。自作のマシンでポケットを掘ります。ホゾ組の工法に比較すると、短時間であっという間に出来てしまいます。早い早い。
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ひきだしは通常ですとCabinet Grade Plywoodを使用するのですが、今回は無垢のポプラを使用しました。ドブテールマシンでブラインドドブテイルに加工します。このジグを使用すれば毎回パーフェクトなドブテイルが作れます。
引き出しのフロントの部分は以前知人から頂いたBirds Eye Mapleがあったので、それを使用しました。
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つまみも自作しました。ブラックウォールナットを旋盤で加工します。
これで可愛いツマミのできあがり。あとは塗装です。
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本体はWipe on polyと呼ばれる、ポリウレタンの拭き仕上げです。引き出しは未塗装のままにする人も多いかと思いますが、吸湿や汚れを考えたら、なにか仕上げを塗った方がいいです。ここでポリウレタンやオイル系の仕上げを使用すると、引き出しがくっついてしまったり、においがいつまでも残ったりといろいろと不都合があります。特に衣類や食品ににおいがつくのは困ります。ここは万能選手のシュラックの登場です。シュラックでしたら、においも全く残りませんし、速乾ですので仕上げも早いです。
引き出しのフロントの部分のBirds Eye Mapleはステインを使用して、鳥の目を引き立たせます。今回はジェルステインというゼリー状のステインを使用しました。
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