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家具を作るときには接着剤は欠かせません。以前私はホームセンターで一般的な白い木工用ボンドを購入して使用していました。日本ではあまり選択肢がありませんが、海外のホームセンターや通信販売ではいろいろな種類の木工用の接着剤が購入できます。接着剤の種類によっていろいろな特徴があります。同じ種類の接着剤なのにメーカーにより特性が異なります。これらの特徴を上手く利用して接着剤を使い分け、作品に生かしたいものです。
日本では「ボンド」と呼びますが、アメリカではGlueまたはAdhesiveという言い方が一般的です。
ここで紹介するのは一般的なビニル系、ゴム系、そしてポリウレタン系です。この他にもFish GlueやHide Glue(にかわ系)も木工で使用されます。これらは主にRestrationが目的で 使用されることが多いのです。あとベニアワークで使用する尿素系(Urea-Formaldehyde)やリペアで使用するResorcinol Formaldehyde系などもあります。
用語解説です。
日本で一般的な接着剤。Polyvinyl Acetate Glue (PVA)です。熱に弱いのでサンディングの熱で柔らかくなり、扱いにくいです。アメリカでは後述のYellow Glueのほうが一般的です。みなさんご存知でしょうから詳述は割愛です。
このWhite Glueは乾燥しても粘性を持つことから、常に力が掛かっているところ(例えばラミネートベンディングなど)に使用すると、最悪の場合は最終的には破断する場合もあるそうです。この粘性はコーンスターチを少しだけ(最大でも10%以下)混ぜることにより、押さえることができるそうです。
White Glue のみとコーンスターチを混合したもの2種類を使用して、ラミネートベンディングをしてみました。Mapleの薄板を2枚合わせて接着し、24時間乾燥させたあとに、型からはずしたのが右の写真です。上がWhite Glueそのまま。下がコーンスターチ入りのWhite Glueです。見た目ではわかりませんが、コーンスターチ入りは固く固まり、はみだした部分がバリバリと剥がせ、サンディングも容易です。試してみる価値はありそうです。ただコーンスターチを入れ過ぎると逆に強度が落ちますので要注意です。10%を超えない範囲でお試しください。
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アメリカでは一般的な接着剤。上記のWhite Glueの欠点を樹脂を変更することにより克服しています。乾燥すると固くなるので、サンドペーパーが目詰まりせず、サンディングがしやすいです。
メーカーによって粘度が少し異なります。写真左から右に行くに従って粘性が高くなります。板のはぎ合わせなど、幅広く一般の木工で使用できます。Open Timeが10分,Set Timeが20分ほどです。
Yellow Glueの最大の欠点である、水分に弱いという項目を克服した、耐水性の接着剤です。Crosslinking PVAと言われます。Yellow Glue に耐水性を持たせたものです。Yellow Glueよりはすこし粘度が高いですが、その他は同じように使用できます。屋外で使用する作品やキッチンキャビネットなど湿度が高いところで使用する作品に使用します。乾燥すると固くなるので、サンディングがしやすいです。
左より右のほうが粘度が高いです。Open Timeが10分,Set Timeが20分ほどです。
Slow Setting
複雑な組み立てが必要なときなど、Open Time が欲しいときに使用します。Open Timeはたっぷり30分はあります。余裕をもって作業ができます。Set Timeは60分ほどです。下の写真はロフトベッドベッドを作った時のもの。スピンドル45本を同時に接着しなければなりません。45人の友人を連れてくればイッパツで決まるのですが、友人の少ない私はSlow Setting Glueのお世話になりました。
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Moldingなど垂直面などに使用する、粘度が極めて高い接着剤です。タレずに使用することができます。
Open Timeが10分,Set Timeが20分ほどです。
プロのキャビネットメーカーはどのような接着剤を使っているのかな?と調べ始めてたどり着いたのがこの接着剤です。Knotty Workshopイチ押しの接着剤です。他の接着剤と違うのが「切れ」と「延び」です。粘りがあるのに切れがいいのがこの接着剤です。ホゾ穴に接着剤を垂らすときもピタっと切れ、実に扱い易いです。椅子やテーブル、それにキャビネットなどホゾ穴、デイド(溝)の接着などに威力を発揮します。現在はこれの改良版が発売になっています。(2002GF)手持ちのものがなくなったらこれを買う予定です。Open Time 10分ほど、Set Time が15分から20分です。Lee Valleyで購入できます。
手芸用ですが、木工でも使用できます。ジグなどを仮止めするときなどにも重宝します。
Contact Cement ロールトップデスクのタンバーを作るときに使用しました。クランプがいらないのが特徴です。
アプリケーター。ビスケットを使用するときは写真のようなアプリケーターがあると簡単に素早く溝に接着剤を入れられます。またはぎ合わせのときなど、ローラーがあると薄く均一に塗布できます。
ポリウレタン系の接着剤です。ここ10年あまりの間にポピュラーになってきました。とても強力です。木材以外も金属、ガラス、プラスチックなどを接着します。固まるためには水分が必要です。接着したい片面にこの接着剤を塗り、片面には霧吹きで水分を与えます。固まるとフォームアップと言って写真のようにかなり膨張します。このため少々の隙間があってもギャップを埋めてくれます。耐水性、耐久性はピカイチです。
逆にこのフォームアップが時には厄介です。複雑な形状な接着でこの接着剤を使用するとフォームアップした部分のクリーンアップの作業が大変です。特に強度が必要な場合以外は乱用しないほうがいいです。
Open Timeは20分ぐらい、Set Timeは30分から1時間で、このあいだにジワジワとフォームアップしていきます。フォームがカチカチに固くなるのが24時間です。クリーンアップする必要があるなら2時間後ぐらいに作業するのがラクです。なんせ一度固まったら取り除くのは大変です。作業には手袋をしてください。さもないとイレズミが一週間残ります。(経験してみればわかります。(^^; )乾燥前でしたらシンナーやアルコールで拭き取れます。
最適なアプリケーションはラミネートウッドベンディング、つまり薄板を合わせて曲げ木をするような場合ではないでしょうか?型からはずした時にほとんどスプリングバックが起きないほど強力に接着してくれ、しかも隙間を埋めてくれます。私も毎回お世話になっています。
空気中の水分を吸収して固まってしまうことがあります。容器の中に空気を残さないように絞り出します。またなるべく小さな容器で購入して、開封後は早く使い切ってしまったほうが結局は安上がりなようです。
メーカーにより開封後に容器の残りが固まり易いものがあります。いくつかのメーカーを試してみてはいかがでしょうか?私は5~6種類を使ってみましたが、写真中央の横になっているメーカーのものが私は一番使い易いです。
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下の写真はラミネートベンディングでポリウレタン系接着剤を使用したところです。乾燥するとこのように泡泡になって、ギャップを埋めてくれます。この泡は一見柔らかそうに見えますが、実はカチカチです。
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写真のようにはみだした泡の処理はかなり大変です。ナイフやヤスリで丁寧に削り取るしかありません。特に強度が必要なところ、ギャップを埋めたいところ、耐水性や耐久性が必要なところ以外は乱用しないほうが無難なようです。
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下の写真は子供用のソリを作ったときのものです。スティームベンディングとラミネートベンディングを組み合わせてソリのレールの部分を作りました。
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カヌーやWooden Boat など特に耐水性、耐久性が必要な場合に使用します。常に水没するような部分にも使用できます。その名も Marine Adhesive。分類はポリウレタン系になります。ごっつぅ強力です。コーキングガンを使って押し出します。
上が固まる前のポリウレタン系、左から202GF , Yeloow Glue , White Glue です。
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