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今回の木工ショーは2004年4月30日から5月2日まで、カリフォルニア州のサクラメント市で開催されました。ショーの主催者はThe Woodworking Showです。
サクラメント市はSFO(サンフランシスコ空港)から車で2時間あまりです。途中からセントラルバレーに入り地平線を眺めながらのドライブです。
昨年の同時期の木工ショーツアーは、イラク戦争の影響で残念ながら参加者はゼロで、一人寂しくショーを見てきましたが、今年は参加者と共に楽しい道中になりました。やっぱり木工好き同士で、なんだかんだいいながらショーを観るのは楽しいものです。
入場料は3日間有効で、8ドルです。あらかじめショーのホームページで割引クーポンを入手できます。1年ぶりのCAL EXPO Centerでした。会場は昨年よりも5割ぐらい広くなっていました。出展数も増えています。
多くの商品がショー特価で買えます。山積みされた商品の数々。ルーターも安い。この18インチのデルタのバンドソーなど約11万円です。安いっすね~。
JETのダストコレクターです。最近はフィルターはこのような紙のフィルターが主流のようですね。レバーがあって、これを左右にふると内側のプリーツをガリガリと刺激をして目詰まりを落とすようになっています。
バンドソーでリソー(ひきわり)をする治具。丸太を製材して板にします。自分でも作れそうですけれどもね。
以前ご紹介した「オオカミブレード」のデモです。こんなに細かい作業もできます。
木工のDVDでお馴染みのマイクロジグのグリッパーです。それに新製品のスプリッターです。
2つのブースでこのドラムサンダーのデモをしていました。両方ともコンセプトは同じです。テーブルにドラムサンダーをセットして、その上に材を押し付ければサンディングできるというものです。デモをみたところ、とても効果的なようでした。でも果たしてこれで高価な従来型のドラムサンダーの代わりになるのでしょうかね?ちょっと興味を持った製品でした。自分で作ってみようかな?
インクラのフェンスのデモ。いつもこのスキンヘッドのMarkがやっています。手際がいいです。
磁石を利用したフェザーボードの一種。ガッシリと押さえてくれます。
AAW(American Association of Woodturners)がデモをしていました。
これは円盤を水平に回転させるシャーニングシステムです。砥石の代わりにプラスチック製のディスクを使っていました。表面にダイアモンドが付着しているのでしょうかね?
HVLPスプレーのアポロ社のデモです。こんな人混みの中でもスプレーができるのは、Transfer Rateの優れたHVLPならではですね。ほとんど飛び散りがありません。
DeWaltの新しいプレーナーのデモをしていました。スピードの切り替えができるのがウリです。
なんだかわからないけど、日本の製品を見つけたので思わず写真に撮ってしまいました。
Freudの新製品、ダイアル・デイドのデモをやっていました。ダイヤルを回して幅の微調整ができるというものです。ささくれの出来やすいメラミンに溝を掘っていましたが、見事にきれいな溝ができていました。
アメリカのウッドターニング界の巨匠である、Steven Russellがわざわざテキサスから来て講義をしてくれました。これは聴かない手はありません。講義は "Bowl Turning" , "Put Texsture" , "Pen Turning" , "Sharping" の4講座がありました。いつもながらカリスマ的講義に聴衆は聞き入っていました。
彼がいうには、せっかく立派なターニングをしても、仕上げで作品を台無しにする人が大勢いるそうです。「旋盤本体に30万円、ツールに10万円、シャープニングに5万円、それだけお金をかけて立派な作品を作っても、仕上げが悪ければすべてを台無しにする。もっと仕上げに注力すべきだ。」なるほど納得です。
現在発売中のCDの続編である、遅れていたDVDの発売も6月になるそうで、これは楽しみです。スポンサーには日本でも人気のVicmarkの名前も。
いつもながらツアー報告はパワーツールの記述が多いのですが、実際はハンドツールも数多くあります。
アメリカの手工具で忘れてならないのがLie-Nielsenです。実際に手にしてみるとずしっと重く、この重量感がたまらないです。う~ん、欲しいな~。
トーメックのシャープナーのデモです。まずノミの刃先をいきなりハンマーでガツンと潰してから、それをまたシャープに研ぎ上げるというデモが見れます。最後は研ぎ上がったノミで紙をつ~っと切ってくれます。私もかつてこのデモを見て思わず買ってしまいました。
今回もいろいろとお店を回りました。超有名なホームデポから、今回初めて訪れたところまで。10件以上いろいろなお店を回りました。いつもながら、安さと圧倒的な品揃えに、ため息の連続でした。
今回の戦利品いろいろです。下のダンボールはミニレイズ(ミニ旋盤)です。重量32キロなり。
このネイラーが89ドルとは安いです。KREGのPocket Hole治具もクランプやビデオなどのおまけが付いてショー特価でした。
次回は2004年の秋を予定しています。あなたも参加しませんか?とても面白いですよ!